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準備期 1920-1931 12才-23才 P1−P61 61点+1点+1点=63点
少年期から青年前期の11年間。最初の油彩画を描き 絵具の扱い方を学んでいる期間である。しかしリュクサンヴール公園の子供達などを描いた作品ではすでに様々な姿勢に関心を持ち さらに同居の無関係を見い出す事ができる。これらは生涯を通じてみられる特徴である。16才で画家になる決意をしているが 美術学校には進学せずに ルーブル美術館でバロック絵画の巨匠とイタリアで初期ルネッサンスのフレスコ画を模写し 独学の基礎としている。代表作の一つである「街路」の原形も描かれている。レゾネに載っていない1930年作の「空中ごまで遊ぶ若い娘」を含めると62点。

P1。「パステル」1920-1921 現存せず。

P2。「風景 (ムュゾ地方)」49.5×37.5cm F8号程度 厚紙に油彩 (1923)
現存する油彩画では最初に描かれた作品である。1923年の作であるから15才の頃に描かれている。大きさはF8号程度。ディフォルメ表現描法で木々の葉の塊を丸みを持たせて描き その塊は量感を持ちながら複雑に組み合わさっている。具象的な表現で素人っぽさが見られるが 絵を絵として成立させるための試みがなされているようだ。

P3。「風景 (ムュゾ地方)」1923 現存せず。

P8。「ブドウ栽培者」90×67 P30号程度 キャンバスに油彩 1924-1925
荷を背負う男性の肖像画である。筆跡の落着きからして油彩に慣れてきたように見える。右側の静物や右下の椅子の背もたれの曖昧な入れ方はバルテュスの特徴でもある。