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P56。「M・Hの肖像」99×79cm F40号 キャンバスに油彩 1929西欧の伝統的なポーズの付け方がされた肖像画である。モデルは描かれる事を前提にしっかりと自尊心を用意している。背景の書棚はその人物の知量を示す。面白いのは書棚の赤い本で画面の中の強調点(アクセント)だろう。東洋風の仏像もある。筆致はまだやや大まかだが落着きを見せ始めているし 色調はかなり統一されている。バルテュス21才 すでに職業的な意識を持って取り組んでいるように見える。

P58。「カイマン」1929 資料写真無し 現存せず。

P59。「静物」65×34cm M15号程度 キャンバスに油彩 1926-1930

三枚目の静物画で花と果物を描いている。制作期間が1926-30年となっている。4年間もかかたのだろうか。花はかなり丹念に描かれているが 果物皿はやや手前に傾けられている。