67
P67。「剣玉遊びをするL・ベッツィ」70×50㎝ M20号程度 キャンバスに油彩 1932-1933 

剣玉遊びをする夫人とパイプを吸うラインヘルツ氏が描かれている。このような二人の姿を描く所にバルテュスの遊び心が伺える。特に剣玉に熱中する夫人は造形的にも面白い。この絵も二人の全身を描くには小さいが 形のまとめ方 人物の配置 油絵具の扱い方 色調の統一性 剣玉に集中する夫人の身体の動きと表情 夫の座っている時の上半身のちょっとしたひねり 宙に浮く剣玉のヒモの現実性(リアリティ)などが 要領良くまとめられている。この作品は画家バルテュスにとって記念となる作品でなかろうか。ここには画家に必要なものが準備できた事が示されている。バルテュス25才。