59-60
P43。「マダム・・Tの肖像」81×65cm F25号程度 キャンバスに油彩 1928
この頃の3人目の肖像画で ポーズを変えて2点描いている。この椅子に座る姿勢は肖像画として基本的な構図である。やはりこの頃はまだ筆使いや色彩に留意しながら描いており 油彩に慣れるためと人物の描き方を学んでいる時期だろう。筆跡は落着き絵具を押さえ込むようになっている。大きさはF25号程度。

P44。「マダム・Tの肖像」46.5×38.5cm F8号程度 キャンバスに油彩 1928
二枚目は顎に手の甲をあてたポーズで 伏せ目がちな表情は憂いて見える。まぶたのくぼみは貧者の印とも言われるが 実際の夫人は違うようである。人物の表情を描く時 わずかな筆の扱いで表情が変わる事がある。