第三章  P182-[更新済み]
P182。「週に四日ある木曜日」 97.8×83.8㎝ F40号程度 キャンバスに油彩 1949。
これが決定案となる。最初の習作の着衣の姿勢が復活し 2作目の習作の窓辺に立つ女生と3作目に登場する猫が使われている。つまり3枚の習作からそれぞれ特徴的なものを選んでいる。裸体 猫 第三者 光と影といった素材の決定で 後の「部屋」や「鏡猫」への道筋が整った事になる。作品自体は写実表現は弱まり 平面的に処理された構成が目立つ それがもっともよく現れているのが 窓の外の風景で 主に三つの面に処理された平面構成になっている。このような画面構成への関心は写実表現よりも具象表現の描き方をより進めていく事になる。これは写実表現描法から具象表現への移行であるが 現実性を残しながら具象表現を取り入れるという両者を融合した描き方も行なわれて行く事にもなる。